天に昇り巨大な宝珠を掴む龍を、友禅染めの技術を利用して天然皮革の中に封じ込めた、比類なきインパクトを誇る招運財布です。古来より五爪の龍は徳が高い聖獣として、歴代皇帝以外に使うことは許されないほどの畏敬の対象でした。そんな抜群の縁起の良さを誇る五爪の龍が、うねりながら力を込めて宝珠を握る様は、招福図としても芸術的にも手に入れたくなる唯一の魅力に満ちています。描くのは、皮革を扱って40年以上の熟練職人・松村文雄氏。その卓越した技は、心ある人なら思わず唸る凄みに満ちています。皇帝が纏っていた強い運気を財布に宿した、様々な意味で「強い男」の持ち物と言えるでしょう。
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